

打出しが鳴り、法堂に入堂

高祖道元禅師へ厳かに献湯

読経(行道)

随伴(ご同行)の皆さんのご焼香

法要が無事終わり、退堂するところ
御正忌とは
大本山永平寺を開かれた高祖・道元禅師の遺徳をしのび、報恩感謝をささげる大法要です。
期間:毎年9月23日~29日(7日間)
※「御正忌」は単なる追悼行事ではなく、道元禅師が伝えた正伝の仏法に立ち返る、永平寺でも特に重要な年中行持です。
法要2日目の晡時諷経(夕方の法要)の焼香師を務めるため、18名の檀信徒の皆さんをはじめ、ご縁をいただいた方々とともに、観光バスで一泊二日の旅を計画し、永平寺に行ってまいりました。この法要を迎えるにあたり、侍者に多治見市安養寺副住職の小島泰寛師、侍香に瑞浪市開元院副住職の逸見謙尚師を拝請し、お力添えをいただきました。
法要は夕方の4時からでしたが、当日の上山(永平寺に入ること)は11時でした。到着後、まず受処にて到着の報告を済ませ、焼香師寮へご案内いただきました。ここで梅湯などのご接待を受け、一息ついた後、法要でお唱えする「法語」の記帳を済ませ、控室にて心を落ち着けました。
お昼には焼香師用の上膳をありがたく頂戴しました。これがとても美味しく、緊張で喉を通らないのではとの心配は、まったくの杞憂に終わりました(笑)。
法要まで少し時間があり、法堂が空いたとのことで、本番に向けた練習を行い、永平寺の特大の茶湯器を持たせていただきました。その後、随伴の皆さんと合流し、不老閣にて羽仁素道禅師様に相見し、焼香師委嘱のお礼を申し上げ、記念写真を撮影いたしました。引き続き、観音寺役員の方々と監院寮にて小林昌道老師にお会いし、同じく焼香師委嘱のお礼を申し上げ、法要までの時間を待ちました。
打ち出しの鐘が鳴り、いよいよ出番です。
程よい緊張の中、法堂へ導かれ、入堂、法語へと進み、何とか無事に大役を務めることができました。法要後は、同行の皆さんや岐阜県から駆けつけてくださった多くの方丈様方と一緒に記念写真を撮り、お袈裟を解き、衣を着替えて、すべての次第を無事に終え、ようやく安堵いたしました。
大役を終えた後は、山代温泉「ゆのくに天祥」にて慰労の会食を楽しみました。二日目は金沢市の大乗寺へ拝登し、金沢市内で食事をとった後、金沢駅にて買い物を済ませ、帰路に就きました。
今回の経験は、私にとりましてはもちろんのこと、ご同行の皆さんにとりましても、普段の参拝では触れることのできない永平寺の一面を知る、得難い機会になったことと思います。この尊いご縁をいただけましたこと、また、お支えくださいましたすべての皆様に、心より感謝申し上げます。